これらの短編ドラマとVR映像を用いて、一般市民向けの認知症教育プログラムを開発し、介入研究による評価を行いました。その結果、認知症のある人への援助行動意図(助けようと実際に行動を起こそうとする気持ち)が有意に改善したことが示されました(Suzuki et al., 2022)。一般市民向けの教育プログラムをアレンジし、看護学生や病院に勤務する看護師を対象とするプログラムも作成し、その活用を検討してきました。東京都日の出町の小学校で取り組んでいる高齢者教育のプログラムの中でも、この短編ドラマを教材として活用しています。